旬の食材や適切な保存方法をご紹介vol.8【オクラ】

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こんにちは、松根です。
雨の日が多いですが、晴れの日は暑いくらいになってきましたね。
今回は今から夏に向けて美味しくなる「オクラ」についてのご紹介です。


●オクラについて
一般的にオクラは4,5月に種をまき6月頃から徐々に収穫を迎えますが、
鹿児島などの温暖な地域では4,5月頃から収穫を迎え、
ちょうどこれから食べ頃を迎えて行きます。

オクラの生まれ故郷はアフリカと言われており、
暑さにとっても強いお野菜。
ご存じの通り、オクラというと粘りが強い事が有名ですが、
この粘りは暑くて乾燥した場所でも元気に育つように、
体の中の水分を守る為と言われています。

暑い中でも水分を保ちながら元気に育つオクラは
これからの蒸し暑い時期や食欲が落ちる時期に
ピッタリのスタミナお野菜なのです。


●オクラの歴史
私の祖母の世代ではオクラはそこまで一般的な野菜ではなかったと聞いています。
ですが、実はオクラが日本に入って来たのは
明治時代だったようで昔から日本にはあったようです。
なぜ近代になって定番のお野菜になってから定番となって行ったのかは、
当初粘りの多い野菜自体珍しく中々受け入れられなかったのが原因だったようです。

そこから時代が流れ、
太平洋戦争の際東南アジアで奮闘していた
日本の兵士の方々の食を支えたお野菜の一つがオクラで、
そこから再度日本に持ち帰り味を思えた方々から徐々に広まり
栄養価や健康面での需要から定番となって行ったそうです。


●様々な種類のあるオクラ
さて、様々な品種があるオクラですが
日本に入ってきた当初は花が綺麗な為、
鑑賞用としての役割もあったそうです。
中々目にする事も少ないですがオクラは
ハイビスカスと同じ仲間でハイビスカスに似た大きな花を咲かせます。
鮮度管理が難しいので出回りが少ないですが、
この花もサラダにしたり、サッと茹でておひたしにしても
オクラ同様美味しく食べる事ができます。

その他にも沖縄に多い、角のない丸オクラや、綺麗な色の赤オクラ、
粘りの強い白オクラなどオクラと言っても様々な種類があります。


●食べ方、保存について
加熱して食べるイメージの強いオクラですが、
実はどれも生で美味しく食べられるお野菜。
オクラの栄養をなるべく多く取り入れるには
生食が良いそうですが産毛が苦手という方は
サッと表面を茹でて調理されるのもおすすめです。
もちろんどの加熱調理でも美味しくいただけるので、
ぜひ色んな食べ方で楽しんで下さいね。

おすすめの保存方法は
1、ビニール等でオクラが乾燥しないように包む
2、(出来ればヘタを下にして立てるように)野菜室等の温度が低すぎないところで保管

ですが、
オクラは鮮度がとっても大切なお野菜なので早めに食べるを心がけて下さいね。
また、どうしても食べきれない場合は冷凍も出来ちゃいます。
おすすめは、量にもよりますが、
レンジで1分ほど加熱後、粗熱をとって冷凍。
これだと粘り成分もあまり流れず、自然解凍でも美味しくいただけます。


これからの暑さを乗り切るのにピッタリなオクラ、
色んな品種や食べ方で楽しんでオクラの持つ暑さに負けない強さ
を取り入れて行きましょう!!