旬の食材や適切な保存方法をご紹介vol.6【苺】

キャプチョン画像。内容が続きます

※画像は、京都府渋谷農園さんの苺の画像です
旬八オンラインでも販売中です!

こんにちは、松根です!
今回のテーマはみんな大好きイチゴ!!


●イチゴの時期や進化について
イチゴと聞くと冬から春の果物と思われがちですが、
実は昔は初夏の食べ物として俳句の季語にもなっていたのを
ご存じでしょうか??

今ではイチゴの出回りも冬から春ですが、
本来は冬を経験して春の訪れを察知してから
実をつける準備をする植物の為、初夏の食べ物とされていました。

そんなイチゴも施設での加温ができるようになり
時期をずらしての栽培、技術の向上や品種の改良、
そして何よりクリスマスのいちご需要の高まりから
冬〜春にかけてメインで出回るようになりました。

おかげて今ではすっかり冬・春の果物の代表となりましたよね。
この寒い時期の流通が中心になる事で
(気温が高いと柔らかいイチゴは痛み易いので‥)、
イチゴはすごいスピードで進化を遂げる事となります。

より糖度の高い品種や果肉の柔らかい品種、
そのまま食べて満足感の高いものなど今やイチゴの品種は豊富。
私が幼い頃は練乳をかけて食べるのが定番でしたが、
今では練乳がなくても甘味をしっかり感じられるようになりましたよね。

また、店頭で見かける冬〜春とは別に
ケーキにはイチゴが定番となる事で通年を通しての
栽培も行われるようになりました。
こちらも栽培方法や品種の改良により一年を通して、
生のイチゴが乗ったケーキが食べられるのです。


●同じイチゴも時期によって表情が変わる?
店頭で一番多く目にする冬〜春にかけてのイチゴは
同じ物でも時期によって少しずつ特徴が変わってくる
のをご存じでしょうか?

11〜12月の出回りスタート時期のイチゴは気温が低く、
イチゴ自身子育てに慣れてないのでゆっくり時間をかけて育ちます。
そのため果実がしっかりしている物が多く酸味と甘味のバランスも良い為、
ケーキに乗せるのにピッタリだったりします。

年が明けてからは徐々にイチゴも子育てに慣れ、
少しずつ生育のスピードも上がり、
柔らかでより甘味を感じられる物も増えてきます。

そして春を迎える頃には子育てのプロに。
気温が上がる事で今までより短い時間で
より多くの子を育てられるようになる為、
出荷量も増え買い易い価格で沢山出回るのです。

そんなこんなで、
実は今の時期のイチゴがおすすめです!


●保存について
イチゴの保存についてですが、
基本的に冷蔵庫にて表面が乾かないように
ラップや袋などで覆っての保管がおすすめ。
とは言っても、ご存じの通り基本的に日持ちはしないので
なるべく早く食べる。を心がけてください!

また、洗うとイチゴを守るための成分も洗い流され、
痛みやすくなってしまうので食べる前に洗う。
そして洗う際はヘタを付けたままで洗い、
イチゴの美味しい成分が流されないようにしましょう。

美味しいイチゴの時期も残りわずかとなってきました!
今が食べどきのイチゴ、
気がつくと様々な品種やこだわりの物が
多く出回るようになりましたよね。

今が色んな面で食べどきなので、
ここぞとばかりに色んな品種や産地こだわりの物を食べ比べてみて下さいね。