旬の食材や適切な保存方法をご紹介vol.7【パッションフルーツ】

キャプチョン画像。内容が続きます

今回のテーマは、まだ食べた事がない方も多いかもしれない
「パッションフルーツ」です。

こんにちは。松根です!
イチゴに続き、今回も果物のご紹介をさせていただきます。
「パッションフルーツ」は、南国フルーツらしい、
ワクワクした気持ちになるような独特な香りが幸せになる果物です。


●パッションフルーツについて
「パッションフルーツ」と聞いて、
まだまだ馴染みのない方もいらっしゃるかも知れません。

実は日本では明治時代から栽培されていたそうで、
なんと南国フルーツの代表的な果物マンゴーよりも長く日本で栽培されていています。
今では栽培技術の向上で様々な土地、
時期に栽培されるようになる事で長い期間楽しめるようになりました。

トケイソウと言われる独特な形の花を咲かせ自分自身での受粉が難しい為、
殆どの場合一花ずつ人の手で受粉をされます。
受粉から2、3ヶ月をかけて成長し収穫時期を迎え、
収穫のタイミングは完熟して自然に落ちてくる時になります。

地面に落ちてしまうと傷ついてしまうので
完熟マンゴーのように一つずつネットをかけたり、
果実と枝をつなぐ部分を洗濯バサミで止めたりする事で落下を防ぎつつ完熟を待ちます。

▼傷つかないようにするためには、こんな感じで1玉ずつ落下を防ぎます


小さな一玉も一つ一つ人の手が沢山かかって大きくなっているのです。


●食べ方、食べ頃について
食べ頃の見極めが難しい、
初めて食べた時食べ頃がわからなくて酸っぱかった。。
などのお話を聞く事があります。

完熟での収穫になりますが、
収穫したてのまだ表面がツルッとしてハリがある状態の物だと
酸味を強く感じてしまう事があります。
そのため、表面に満遍なくシワが出てくるくらいまで置いて追熟させてあげましょう。
追熟する事で酸が抜け、程よい酸味と甘味そしてあの南国フルーツらしい
華やかな香りが楽しめます。

購入してから追熟させる場合はなるべく常温で保管してあげましょう。
南国生まれの為、寒さが苦手。
良い状態で追熟してもらえるようにシワが出てくるまでは
常温での保管がおすすめです。
冷やして食べたい場合は食べる1,2時間前に
冷蔵庫に入れて冷やすようにしてくださいね。

食べ方は簡単!
半分に切って中身を種ごとスプーンですくって食べるだけ。
切った瞬間からパッションフルーツ独特の香りが広がります。
私も個人的にこのパッションフルーツのトロピカルな香りが大好きです。

まだまだ馴染みの少ない果物ですが、
香りの良さからソースやお菓子、お酒などで見かけた事はあるのではないでしょうか?

最近では栽培・流通の力で生の果実として
店頭によく並ぶようになり手に入りやすくなりましたよね。
まだ食べたことのない方や大好きな方も是非是非これから
最初の旬を迎える「パッションフルーツ」を楽しんでくださいね。


旬八青果店では、
今の時期から大田市場でパッションフルーツを
たくさん仕入れさせてもらっています。
また、鹿児島県指宿市のカマタ農園さんにも
「パッションフルーツ」を旬八青果店向けに生産頂いております。
5月の中下旬から、
"贈答用"から"訳あり"まで幅広くご案内出来ると思いますのでお楽しみに。