【旬八新聞】2023 vol.1(A面)

キャプチョン画像。内容が続きます

大同小異?いえいえ。十人十色の柑橘、新しい発見。


冬の果物の代表、柑橘。

柑橘というと生活の中で「最も目にする果物」の印象を持たれる方も多いと思うのですが、実際に柑橘の筆頭「みかん」は農林水産省の令和三年度作物統計調査に依ると農家が収穫を意図して果実を結ばせる面積である結果樹面積が三七〇〇〇ヘクタール、収穫量が七四九〇〇〇トン。
数値上も生産が日本一多い作物です。

その仲間の数や一六〇。

さて、そんなみかんを含む「柑橘」の定義は、ミカン科の、カンキツ属・キンカン属・カラタチ属に属する植物の総称。
そこから更にみかん類、オレンジ類、タンゴール類、ぶんたん類…と枝分かれしていき、その栽培品種数は約一六〇とも数えられます。

旬八では二月にピークを迎えます。

そんな柑橘、国産品の流通は主に十一月〜五月末頃なのですが、旬八青果店では一月から二月にかけて取扱数のピークを迎えます。
旬が長めのグループなので店頭の陳列は「オレンジ系統の丸い果物」で一見長く同じままなのですが、外見が似ていても中身は個性豊か。
甘さ、酸っぱさ、香り。果肉の弾き、皮の厚さ、房の大きさ。更には同じ産地と品種でも週単位で味のノリ方が変わることもあります。
旬八ではスタッフがこまめに試食を行いれぞれの品種のおいしさを皆様にお伝えできるように心掛けています!


今回は直営各店の店長、スタッフにおすすめ柑橘を尋ねてみました!
ぜひご利用のお店でお試しいただけましたら嬉しく存じます。

目黒警察署前店 店長石坂のおすすめ

せとか
とろけるような果肉の柔らかさと濃厚な甘みはまさに「柑橘の大トロ」!一度食べたら忘れられない美味しさで、一口頬張ると幸せな気持ちになれる特別なフルーツです。ちょっとお値段は高いかもしれないけれどこの時期にしか食べられないのでぜひ味わって頂きたいです!やみつきになります。

赤坂店 スタッフ菅原のおすすめ

甘平
甘平を初めて食べた時は衝撃でした!推しポイントは「はじける果肉」と「大きいのに剝きやすい」の2つです。1つ1つの果肉が大きく、八朔以上のシャキッとした食感でかつ高糖度。食べた瞬間口の中でスプラッシュします。そして、「食べやすさ」って大事ですよね?その点甘平はとにかく皮が薄い!簡単に手で剥けます。種がほとんど無く中の皮も薄いので口に残りません。名前の通り平たい形をした甘平。是非お試しください!

五反田TOC店 バイヤー中野のおすすめ

ウエストシャイン
西日本に光を、という願いが込められたこの柑橘。濃厚な甘さが特徴の「アンコール」を親に持ちその美味しさを継承しながら、果肉は大きく食べ応えもある、まさに一度食べたら光のよう!旬八では数年前より佐賀県唐津市の吉森さんより直接仕入れておりますがまだまだ生産者さんの少ない激レア品種です!収穫期間も短いためお店で出会えるチャンスはごく僅か!ぜひお試し下さい!

天王洲店 店長前田のおすすめ

不知火
有名な「デコポン」の品種名はこの「不知火」です!商標登録の基準を満たしたのがデコポンとして売られますが、不知火が劣っているって訳じゃありません!手で剥けるし、果肉たっぷりで味濃く、香り良くジューシーです!特に、旬八で扱う、佐賀県唐津市から産地直送の「規格外不知火」は本来デコポンになれるのも混じってます!めちゃくちゃ美味いです!ぜひ!

\スタッフのおすすめレシピ/レモン&リンゴの簡単コンポート

コンポートと聞くとレストランで出てくるデザートですこしハードルが高い印象だったのですが、スタッフ・南里さんのおすすめレシピは20分完成でとても簡単。
けれどもびっくりするくらいおいしくできます。
フランスの保存料理、コンポート。レモンの爽やかな酸味を楽しめるコンポート、お茶と一緒にいかがでしょう!

<材料>
リンゴ・・・1玉
レモン・・・1玉
砂糖・・・40g

<作り方>
①リンゴを串切り、レモンを輪切り
②材料全てをお鍋に入れ浸る程の水を足す
③アクを掬いながら15分程煮る



\手orナイフ?/食べ方で選ぶ柑橘品種カレンダー