指宿市産の芽キャベツが旬八に新登場!

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こんにちは!これから旬八通信では、旬八青果店と産地との取り組みや、旬の青果の楽しみ方なども発信していきたいと考えております。

今回は鹿児島県指宿市カマタ農園さんの「芽キャベツ」のご紹介です!
11~3月に旬を迎える芽キャベツは、ミニチュアのキャベツのような小さな実に甘みがぎゅっと詰まっています。

芽キャベツはビタミンCやビタミンK、食物繊維なども豊富で、煮込み料理にはもちろん、かわいらしいサイズ感を活かして串揚げなどのフライやピクルスにもぴったり。
アクがあるので下茹でしてから調理するのがおすすめです。

お客様に気軽に楽しんでもらえるように、指宿市カマタ農園さんの芽キャベツや指宿市産のスナップエンドウを使った春らしい「芽キャベツのまぜご飯&鶏とスナップえんどうの塩炒め弁当」も3/1~3/4の期間販売いたします!
ぜひこの機会に旬の青果を楽しんでいただけたら嬉しいです♪

さて、そんな芽キャベツですが、現在は生産量の約9割が静岡県を占めております。
旬八の店頭に並んでいる芽キャベツはなぜ鹿児島県指宿市産??というのをちょっとご紹介させてください。

旬八青果店と鹿児島県指宿市は、2019年に指宿の特産品を使ったコラボ弁当を販売したり定期的に旬八青果店にて産地PRの取り組みを行ってまいりました。

そして、2020年10月からは旬八バイヤーの1人が地域活性化企業人として鹿児島県指宿市に月の10日~2週間ほど滞在し、指宿市を中心とした九州地方の産地開拓や特産品の首都圏へ流通・PRを行っています。(指宿市を拠点に九州を縦断して「これは!」というおいしいものを都市のお客様に届けるべく奮闘しております!)

指宿市は年間平均気温19℃の温暖な気候を活かして、夏はオクラや南国フルーツ、冬春は「そらまめ・スナップえんどう」など豆類の栽培など農業が盛んです。

しかし、実際にバイヤーが産地を訪れる中で農家さんの高齢化により、生育スピードの早いオクラや、上に上に伸びていく豆類は高齢農家さんには高所での収穫など作業面の負荷も多く今後栽培品目転換が必須になるのではという課題があることもわかりました。

そこで旬八バイヤーと現地の生産者さんであるカマタ農園さんとゼロベースから検討を行い、

・都市のお客様はどんな価格帯でどんな青果を求めているか
・指宿市の生産環境にはどんな青果が適しているか
・栽培産地が多くなく新規参入のチャンスがあるような品目は?

といった視点から芽キャベツやパッションフルーツの栽培にチャレンジしています。
(パッションフルーツについてもまた別の記事でご紹介できたらと考えております!)

昨年から指宿市のカマタ農園さんと芽キャベツの栽培をスタート。昨年は栽培がうまくいかず、販売には至らなかったのですが、栽培方法をいくつかテストしてみたり、種の会社さんにアドバイスをもらったり、静岡県の規格を参考に出荷規格を作ったりと試行錯誤の末、今年は指宿市産の芽キャベツを旬八青果店の店頭で販売できることになりました!

カマタ農園さんの芽キャベツは、カカオや昆布などの有機質肥料で土を作り、色が濃いのが特徴で、加熱するとより鮮やかな緑色になり、存在感抜群です!

旬八青果店では選果作業費を抑えるためにサイズ不揃いで納品していただき、その分お値打ち価格で販売しています。

最近はスーパーで目にする機会も多くなった芽キャベツですが、まだまだなじみのない方も多いのではないでしょうか。生産地が増え、収穫量が増えることでお客様が目にする機会も増えていきます。これから指宿市の芽キャベツを都市の皆様にも楽しんでもらえるよう、栽培方法や出荷規格等も生産者さんと一緒に改善しながら、皆様に新しい「おいしい」を届けて参ります!